四十肩・五十肩を腕の感覚確認に利用

先生に習った肘のイメージ

「腰痛」で姿勢矯正の話を書いていたら、他にも現在ある体の不具合をフォームの修正や確認に使ってきたなあ、としみじみ思います。

これまで特に役に立ったと思うのは、数年前に右肩に発生していた五十肩です。一番酷いときには小念頭すら行う気にはならなかったものですが、その回復期、少し動かせるようになってから脱力系の小念頭は運動機能の回復促進に役立つのではないかと、普段の練習に少しずつ組み込んでいったのです。

するとある日、上腕骨の骨頭が肩甲骨の関節窩から「コロッ」と抜けるような軽い痛みを伴った違和感があったのです。このときは肩の力が極端に抜けたような感覚もあったので、その軽い痛みを残したままの軌道で攤手や伏手の動きを続けると、今まで使ってきた筋肉群とは少し違った部分を使って腕を動かしている感じになりました。

腰痛の時は「痛みを感じないように」やりましたけど、このときは逆に「痛みを感じるように」動作してみたわけです。これをしばらく続けるうちに五十肩もほぼ治癒しましたが、現在もなお、この腕の力が極端に抜けたような動作での練習を続けています。先生に教えていただいた内容を振り返ったときに妙に腑に落ちたのと、その後若い人と黐手やスパーリングをしてみたときに、かなり楽になっていたことに気付いたからです。

それまでの練習でもある程度の成果は得ていたと思いますが、それでも肩の落とし方が0.1mm単位で不足していたのではないかと今は思っていますね。

でも、この数年間でも段階的に感覚が変わってきたように、もしかしたら3年後の60歳くらいになったらまた違ったことを言っているかもしれません。当然、身体機能は今より衰えているはずですし、またやり方を変えないと実用に耐えなくなってしまうかもしれないからです。

私は過去にフィットネスインストラクターでした。資格や知識を武器に、年齢が上の方にも指導させていただく機会が多数あったのですが、その年代の方々の本当の気持ちや感覚は、自身がその年まで達さないと体感できない、ということを改めて感じています。また、こういった感覚は人によりけりであることも。例えば、腰痛が酷い人とそうではない人では、姿勢の工夫も違うであろう、とかですね。

現在の感覚は現在の自分には適しているかもしれない。しかし、60歳の自分、70歳の自分に不正解かもしれません。今回の酷い腰痛も、私に何かを知らせるための警告だったのかも、とすら思います。

ただ、昔に先生に習った「基本」は私の動作の「」にはなっていると思います。この「核」を守りつつ、自分のそのときの状況と上手に付き合っていく必要があり、それに伴い「核」を外れて狂うことがないように(既に狂っていたらどうしよう(^^;))練習を進めていこうと考えています。

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