空手バカ一代 (9/18 21:00までだそうです)

「空手バカ一代」というと、少年時代にハマった梶原一騎さん原作の、大山倍達先生を題材にした格闘漫画が思い浮かびます。この作品の映画化、というわけではないようですが、千葉真一さんが主演した同名の映画がYouTubeで全編無料公開となっていたので、今回全編を通して見てみました。

(予定通り、公開終了のようです)

1週間限定だそうなので、いつまでも見られるわけではなさそうです。そういえばこれまで、千葉さん主演の映画を通して見たことがありませんでした。

断片でしか見ていなかった千葉さんの技は、単発や短い区切りで見てみるとイメージしていたよりも速くて正確な印象で、また技のひとつひとつには重みを感じました。なぜ短い区切りでしか見られないか、というと映画が全体的にそういう編集をされているからです。うまくつないでテンポを上げ、迫力を出そうとしているのだと思います。

できれば、ブルース・リー映画のように遠目のショットでの連続技とかも見てみたかったです。もしかしたら、当時の日本映画と俳優陣ではそういう表現は難しかったのかもしれません。見た感じ、香港映画のようなコマ落としは使っていないようであり、格闘シーンのテンポはどうしても遅くなってしまいますから。さらに、千葉さん以外の出演者もガチな格闘家、武道家が多くて、「演技してくれ」といっても難しい部分があったりしたかも。

敵役の石橋雅史先生は剛柔流空手道の達人だそうで、大山先生の道場でも師範代をされていたと聞きます。映画では動きが変に誇張されており、本来の動きを拝見することはできませんでしたが、実際のデモンストレーション映像などを拝見してみたくなりました。

また、本物のプロレスラーを見事に投げる本郷功次郎さんの柔道も楽しめました。

格闘以外のドラマ部分はほとんど見るべき部分がない感じで、ストーリーは粗雑と言われるブルース・リーの「ドラゴン危機一発」にも劣るような気がしましたね。バッタ映画に近い荒唐無稽な「ブルース・リー 死亡の塔」みたいなレベルかなと思います。ラストのクライマックスが「燃えよドラゴン」のパクリ、いや、オマージュなのか、曲調まで似ていたのには苦笑しました。作品の内容以外では、1977年頃の日本返還後間もない沖縄の姿が見られるのは興味深かったです。

私自身は空手技より、新人としてクレジットされていた夏樹陽子さんの美しさにノックアウトされそうになったことはここだけの話。この動画は記事作成時点で12万回再生されているので、きっと私だけではないでしょうけど(^^;)。

最後に、やはり千葉真一さんがいなければ成立しない映画、というのはブルース・リー映画と同じでした。全編を通して魅力的だった千葉真一さん。安らかにお眠りください。

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