今日はブルース・リーの49回目の命日でした。彼が亡くなってから来年で50年なんて信じられない。今でもよく映像を見ているからかな。アイキャッチ写真は、私のiMacの横に設置してある2体のフィギュアで、今も常に私の視界に入る状態になっています。
ここのところ小念頭は1日30分台後半ということが多かったのですが、今日は40分。若い頃、彼も一生懸命この型を練習したんだろうな、と思いながら。
普段から、技を行う側の肘についてはすごく意識して練習するんですけど、今日はふと、反対側の引き手の肘を意識して練習してみました。すると両者が反発し合うような面白い感覚があって、つい楽しんでいる打ちに40分が経過してしまった感じです。おかげで、昼休みを少しオーバーしそうになってしまいました。
空手や中国武術の引き手については剛柔流空手道を習い始めたときからいろいろと疑問はあったんですけど、空手では、「突く側の威力を増すために引き手を強く引く」とか「棒術の延長」という指導でした。後者については確かに、手を脇の下に構える那覇手と腰に構える首里手の棒術を比べてみれば、空手の引き手と棒術の極めの関係が良く分かると思います。
剛柔流とほぼ同じ位置に引き手を置く(厳密にはちょっと違う)詠春拳では「単に肩甲骨周りを柔らかくするための工夫」という説明でした。確かに、詠春拳では前の突きを出すときに引き手を引く、ということはしませんでしたね。
ただ、詠春拳を習っていた当時は、先生は生徒の資質を見抜く間の時間、結構でたらめなことを教えたりします。何度か書いたとおり、当時の私にはこれがかなり苦痛でした。正直なところ、当時この説明を聞いたときもそんな類のものなのではないかな? という漠然とした疑いはありました。
でも、間に幾度かの休止期間を挟んで33年も小念頭を続けてきて、そんなことはどうでも良くなってきていました。そんな中での今日の面白い感覚。ブルース・リーの命日をきっかけに得た興味深い感覚をもう少し掘り下げてみようと思います。