私はこの9月20-23日を夏休みに設定し、9連休の設定にしていました。この間にちょっと体を鍛えまくる予定にしていたのですが、何とこの間に日本列島は2本の台風の影響を受け、メインとなる山岳自転車修行はほぼ不可能な状態に。それより問題だったのが表題の「腰痛」の発症です。通常は数日で回復するのに、今回は9/10のハードめなライドで腰を痛め、快方に向かったと思われた連休初日、9/17にこれを悪化させてしまったのです。
数日間の寝たきりに近い生活を経て、これを書いている9/22の夜現在、姿勢を変える際の激痛こそ治まったものの、立って歩く場合にもかなりゆっくり歩かねばならない状態が続いており、日常生活にも不便を来す状況にあります。今日は数日ぶりに近所のコンビニまで買い物に出ましたが、これ以上歩くのはまだ危険な感じでした。
久々に外に出てみると、雨がポツポツ来ていました。また、気付かぬうちに近くにキックボードのポートが出来てる。山岳自転車修行どころか、こういうモーター付きの乗り物に乗りたいくらいです。
それにしても、これだけ急性期の痛みをこじらせた腰痛は初めての経験であり、また一つ年齢を重ねたことを実感しました。
しかし、2年3ヶ月、1日も休まずに継続してきた小念頭の練習をここで絶やすわけには行きません。腰痛の期間も毎日25-40分くらいの小念頭を続けていました。
この練習の際に感じたのは、腹の力を抜いて踵〜頭の配列を正しくすること、特に脊柱下部〜骨盤/股関節の位置に注意を払い、極力脱力した状態で姿勢を保つようにすることで、ほとんど痛みを感じず、また30分以上立ち続けてもその後に痛みが蓄積するようなことにはならないことが分かりました。
そう、今回は「腰痛」の具合をフィードバックに使うことで、二字紺(箝)羊馬のより自然な力の抜けた姿勢を追求するという体験をしました。
二字紺羊馬について、指導者によっては空手の三戦立ちのように「膝から下は内側に締め、膝から上は股関節を中心に外旋する力を意識的に掛けるように」指導される場合もあるようです。それに対して私は、意識的にそういう力を掛けるのではなくて、自然に極力、脱力して立つように徹底的に指導されました。これが、私が感じた三戦立ちと二字紺羊馬の最も大きな違いでした。体験するまでは、両足を前後することを除いてかなり似たものだと思っていたので、個人的には意外に感じたものです。
ただ、実際には長く立っていると無意識に「膝から下は内側に締め、膝から上は股関節を中心に外旋する力」がかかってきたりするので、そういう反応にも無理矢理逆らうのではなく、無駄に入ってきた力だけを抜く、という意識をしています。腰痛は「ネガティブ」な要素ではありますが、こういったところを精密に見直す面では役立てることが出来たような気がしました。
でも…。腰痛がないのが一番です。以前は何年も続いた慢性的な腰痛を小念頭が救ってくれました。今後も小念頭を続けることで持続的な腰痛から解放されることを期待しています。